千利休を祖先とする茶道三千家のひとつ「表千家」の家元が爆心地で平和を祈りました。
「表千家」の家元猶有斎千宗左さんは、8日(土)行われる表千家同門会長崎支部の65周年と、長崎県青年部15周年の記念行事に参加するため京都から長崎を訪れました。九州・山口から表千家同門会の会員約60人が集まり、原爆落下中心地碑に花輪と2万羽分の「千羽鶴」を供え、犠牲者に祈りを捧げました。
「表千家」家元・猶有斎千宗左さん(54):
「世界に目を転じると、ウクライナとかガザとかで戦禍に見舞われているところもありますし、日本は今平和ですけれども、こういう平和な日々が続けばいいなという思いで献花をさせてもらいました」
8日(土)は、出島メッセ長崎で記念茶会を開くほか、浦上天主堂で被爆80周年年記念の献茶会を開く予定です。