NCCと長崎県の協働企画「未来へのエール」。
今回注目するのは、「つながる食堂」です。
市民活動団体が開く子ども食堂。地域をつなぐ交流の場にもなっています。
地域のつながりや居場所をつくろうと、市民活動団体「つながる長崎」が開く子ども食堂、「ちいきつながる食堂」。2023年から18歳以下の子どもと付き添う大人を対象として、学校給食がない長期休暇期間やその前後の土曜日に、長崎市役所レストランで開催しています。
1月11日(土)には100人を超える参加者が集まりました。
お弁当を取りに行く家族:
「オムライスもらいに行かなきゃ!オムライス!」
トルコライスやオムライス、カツ丼など市内7軒の飲食店が協力・提供する8種類150食のお弁当がズラリ。18歳以下は200円で、付き添う大人は400円と低価格で提供されます。
参加した子ども:
「(Q.何を選んだ?)カレー!(Q.おいしいですか?)「おいしいです!」
参加した子ども:
「どれにしようか迷ったんですけど…これにしました。おいしいです」
2回目の参加:
「SNSで知って、今回ちょうどみんなで集まる日がきょうだったのでちょうどいいなと思ってみんなで行こうとなりました。地域の方がたくさんいろんなお弁当を出していただいて、子どもも大人もすごく選べて、楽しくご飯を食べられました」
大人も子ども笑顔になる「つながる食堂」を企画したのは、子育てや社会福祉の現場で働いた経験を持つ、西田広子さんです。
つながる長崎代表・西田広子さん:
「地域で子育て応援をしていきたいっていうなかで障害のある人もない人も一緒になってという地域共生社会の実現に向けての実践、挑戦したいと思って企画しました」
スタッフとして、市内の障害者就労支援事業所の利用者6人も参加。子育て家庭への食事の提供だけでなく、障害者が活躍できる場にもなっています。
児童発達支援・放課後等デイサービスサンフラワー代表・中村優太さん:
「きょうも朝からここに来て子どもたちと一緒に飾りつけをしたりっていう部分の、協力をさせていただいています。最初はですね、やっぱり抵抗ある子もいたりはしたんですけど私たちにとっても当たり前になってきて、児童からも進んで取り組むっていうのがあったり、こういう地域の人たちと顔なじみになっているので、安心感というのはすごく感じます」
食事のあとは、高校生や大学生のボランティアとの遊びや読み聞かせコーナーも用意され、地域と人をつなぐ場となっています。
初参加:
「ぜひ続けてほしい。月1回と限らず、何回もやっていただきたい。毎週。」
つながる長崎代表・西田広子さん:
「気楽に集まれる場として、お母さんたちが『子ども食堂行っておいでよ』って気楽に言えて、子どもたちも『子ども食堂行ってくるね』って気楽に言って皆さんで集まれる場が出来ればいいなと思っています」
次回の「ちいきつながる食堂」は、春休み期間の3月29日(土)と4月5日(土)に開催予定です。(いずれも長崎市役所で午前11時半から)