松浦市で野生のイノシシが豚熱ウイルスに感染したことを受け、県が経口ワクチンを散布しました。一方、別の野生のイノシシが豚熱に感染したことが新たに確認されました。
1月、松浦市福島町で捕獲された成獣のイノシシを検査した結果、県内で56年ぶりとなる豚熱への感染が確認されました。(野生のイノシシは初)これを受け、県は養豚場での豚熱の感染を防ぐため13日、野生のイノシシに対して町内の52カ所にエサと混ぜた経口ワクチン約800個を散布しました。
県内の養豚場では現時点で豚熱を疑う異常は見つかっていません。
一方、福島町で2月2日、捕獲した成獣の野生のイノシシについて検査したところ、13日に新たに豚熱への感染が確認されました。
県は、豚熱は人に感染することはなく、感染した豚やイノシシの肉を食べても人体に影響はないと呼び掛けています。