中嶋航大記者:
「午前8時すぎ、佐世保市吉井町に来ています。辺り一面は白く雪が降り積もっています」
市の北部や山間部などで、雪が降り積もった佐世保市でも、路面の凍結が発生しました。佐世保市江迎町から吉井町へ続く県道40号では、路面の凍結により午前5時ごろから、一時、車5台が立ち往生。午前5時50分から午前7時42分まで、約6キロが全面通行止めとなりました。
また、佐世保市小佐々町の県道18号では、上り坂で、切り返しのため車線をはみ出した軽トラックと対向車線を下ってきた普通乗用車が正面衝突。後続車も停車できずに追突し、合わせて車4台が絡むスリップ事故となりました。
運転手:
「後ろに車がいて上りきれなくなって車線を変えてバックしたところで(反対車線の車と)前からぶつかった。とにかくみんな止まりきれなかった」
江迎署によりますと、車にはそれぞれ運転手1人が乗車していて、けがをした人はいないということです。
本土と離島を結ぶ空の便ORCは、雪と風の影響で、長崎と対馬、福江、壱岐を結ぶ全18便のうち10便が欠航となりました。
九州商船は、雪に伴う海上のしけの影響で、長崎-五島間のジェットフォイルと長崎-有川間の高速船、佐世保ー上五島間の高速船合わせて16便が欠航となりました。
また県警によりますと午後4時現在、山沿いの国道や県道など4カ所で全面通行止め、53カ所でチェーン・スノータイヤ規制が続いています。