県内ではこの冬一番の強い寒気が流れ込み、各地で雪が降りました。
6日にかけ警報級の大雪となる可能性があります。
牧山貴光記者:
「午前6時過ぎの長崎市大橋町です。花壇にはうっすらと雪が積もっています」
松山町の陸上競技場はいつもならウォーキングやジョギングを楽しむ多くの市民の姿が見られますが、4日は人影がまばらになっていました。浦上川にかかる歩道橋には雪が積もっていて、転倒に注意しながら歩く人の姿が見られました。長崎市北部の高台の住宅地は一面が銀世界に…。
女の都2丁目自治会・長石井郷一さん(77):
「全然動けない。高いから下の平地と比べると温度が1℃は違うから、北向きでしょう、すごいですよ雪は。もう動かないこと。車のチェーンも持っていないから運転はしない」
牧山貴光記者:
「長崎バイパスはご覧のように通行止めになっています」
長崎市内では万が一に備えタイヤチェーンを装着して走行する車も見られました。
中嶋航大記者:
「佐世保の市街地を見渡せる弓張岳に来ています。昨晩から降り続いた雪の影響で建物の屋根は雪化粧をしています」
中嶋航大記者:
「午前11時30分の佐世保市中心地です。30分ほど前から大粒の雪が降り始めました。車道にも徐々に積もり始めています」
佐世保市松浦町では強い雪が降り一時、国道の見通しが悪くなりました。気象台は雪が同じ所で降り続いた場合は、警報級の大雪となる可能性があるとし、路面凍結による交通障害や、低温による水道管の凍結に注意を呼び掛けています。
大雪に備えて、諫早市と佐世保市の全市立小中学校と長与町や時津町、佐々町の全町立小中学校で臨時休校を決めたほか、西海市の市立小中学校の一部でも休校を決めています。
また、全日制・定時制を合わせた県内64の県立高校のうち36校も臨時休校を決定しています。
交通機関にも影響が出ています。
海の便では、九州商船が長崎と有川を結ぶ高速船と、佐世保と上五島を結ぶ高速船の全便を欠航を決めています。
空の便は、現時点で欠航の予定はありません。
JR九州も現時点では通常通り運行するということです。