この冬一番の寒気が流れ込んでいる長崎市で10人が乗ったジャンボタクシーが法面に衝突。乗客9人と運転手の10人全員が救急搬送されました。警察はスリップ事故の可能性が高いとしています。
宇佐美武史記者:
「現場は下り坂の左カーブです。ジャンボタクシーが法面に衝突しています」
4日午後7時半ごろ、長崎市の夜景を見渡す観光名所・稲佐山の中腹の道路を下っていたジャンボタクシーが、左カーブを曲がり切れず反対車線の法面に正面衝突しました。
ジャンボタクシーには、県外から訪れた高齢の乗客9人と運転手が乗っていて10人全員が救急搬送されました。
警察と消防によりますと、複数人がけがをしていますが、全員意識はあるということです。
当時、長崎市にはこの冬一番の寒気が流れ込み、雪がちらついていました。
現場は、山沿いのカーブが続く片側1車線の道路で、路面凍結の恐れがあるため、チェーン・スノータイヤ規制が敷かれ、ジャンボタクシーはスタッドレスタイヤを装着していました。
長崎署は、ジャンボタクシーがスリップした可能性が高いとみて、事故の原因を調べています。