長崎県内で交通事故が相次いでいます。24日(日)午後1時すぎ、佐世保市木原町の国道35号で、片側1車線の緩やかなカーブを走っていた乗用車が、中央線をはみ出し、対向の乗用車と正面衝突しました。早岐署によりますと、この事故で、衝突された乗用車を運転していた70代の女性と、後部座席に乗っていた70代の女性がけがをして、救急搬送されました。現場では意識はあったということです。衝突した車を運転していた30代の男性にけがはありませんでした。
また23日(土)の午後6時すぎ、雲仙市吾妻町古城名の国道251号で、同町の自営業男性(74)が運転する軽乗用車が、道路を渡っていた同町居住の無職男性(87)をはねました。雲仙署によりますと、男性は(87)は頭など強く打ち、頭部外傷等で意識不明の重体となり、大村市内の病院に搬送され現在も治療中だということです。現場は片側1車線のほぼ直線道路で、付近には信号機付きの横断歩道がありました。
また22日(金)の午後6時半すぎ、東彼杵町駄地郷の国道34号で、東彼杵町彼杵宿郷の解体作業員・山口龍雄さん(71)が運転する軽乗用車と、対向車線を走ってきた軽乗用車が正面衝突しました。山口さん(71)は出血性ショックで死亡が確認されました。対向車を運転していた大村市内居住の大学生の女性(33)もけがをしましたが、命に別状はありません。現場は片側1車線の直線道路で、川棚署が事故の原因を調べています。