先週、対馬市に現れた幻のサメ「メガマウスザメ」。
研究のため2日午後、長崎市の長崎大学文教キャンパスに運び込まれました。
大きな口からその名がついた「メガマウスザメ」。1月29日、長崎県対馬市沖で定置網にかかり、沖に放しましたが、その後、港に入り込み、31日には死んでいるのが確認されました。
体長約5メートル。体重約670キロ。
研究のため2日午後、メガマウスザメはトラックに乗せられ、長崎市の長崎大学文教キャンパスに運び込まれました。
長崎大学水産学部の山口敦子教授によりますと、国内での発見は30例ほど。
日本海側では1994年に博多湾での発見に続き2例目で、長崎では初ということです。
繁殖方法や寿命など生態に関する多くのことが謎に包まれています。
運び込まれたメガマウスザメは到着後、山口教授のほか大学生や研究員らが解剖を実施。その結果、メスであることが分かりました。臓器などから、やせ細っていて、衰弱していたといいます。
今後、胃の内容物や筋肉を調べ、詳しい調査を続ける方針です。