長崎市議会議員の深堀義昭さんが28日、病のため、長崎市内の病院で亡くなりました。80歳でした。
深堀さんは1979年に長崎市議に初当選し、12期を務めていました。2022年3月から2023年5月までは議長も務めました。去年5月には、全国市議会議長会から45年の議員歴を称える表彰を受けるなど長年にわたって地域に貢献してきました。
被爆者でもある深堀さんは2022年、ウィーンで開かれた核兵器禁止条約第1回締約国会議を訪問し、サイドイベントで被爆体験を語ったほか、被爆77年(2022年)の平和祈念式典では、議長として平和への思いを訴えました。
深堀義昭さん(当時77):
「長崎を最後の被爆地にと訴え続け、核兵器のない明るい未来の構築と世界恒久平和の実現のため更に歩みを進めていくことをお誓いいたします」
議会事務局や親族によりますと、深堀さんは2023年10月から胸腺がんのため入院していました。28日(火)の午前に息を引き取ったということです。
通夜は29日午後7時から、告別式は30日午前11時から長崎市本尾町の浦上教会で営まれます。