雲仙・普賢岳の噴火時に観測の中心的役割を担い、15日に慢性呼吸不全のため90歳で亡くなった九州大学名誉教授太田一也さんの告別式が営まれました。
17日午後1時から島原市で営まれた告別式には、古川島原市長ら約70人が参列し、普賢岳をイメージした祭壇に手を合わせました。
古川隆三郎島原市長:
「太田先生の思いと教訓を引き継ぎ、より災害に強い古里・島原を築いていくことが太田一也先生への恩返しになると感じています」
安中地区町内会連絡協議会・阿南達也会長(86):
「ゆっくりおやすみくださいという気持ちがいっぱいです。災害についてずっと引き継いでいくというか皆さんにお知らせしながら、何があっても安心安全な安中の街をつくってあげたいと思います」
故郷の雲仙・普賢岳に向き合い続け、防災への意識を強く根付かせた「普賢岳のホームドクター」。参列者は最後の別れを惜しみました。