29日に開幕する長崎ランタンフェスティバルの概要が発表されました。
30回目の開催となる今年は物価高騰によりメインオブジェの製作を初めて断念しました。
今年で30回目の節目を迎える「長崎ランタンフェスティバル」。29日(水)から来月12日(水)までの15日間、長崎の街は約1万5000個の極彩色のランタンで彩られます。
長崎ランタンフェスティバル実行委員会・張仁春幹事長:
「物価高騰を理由で今年初めてランタンオブジェのメインオブジェを製作することができませんでした。本当に僕としては悔しい思い」
メインオブジェは1995年の第2回の開催から毎年、製作していましたが今年は物価高騰などにより通常の1.5倍ほど製作に費用が掛かるとして初めて断念しました。
2017年に製作された高さ10メートル、幅4.5メートルの「百鳥」をメインオブジェにします。「百鳥」を選んだ理由としては「干支にとらわれず普遍性があり、人気も高かったから」としています。
ほかにも、10メートル級の歴代のメインオブジェ12体を配置する予定です。
長崎市文化観光部・竹下祐一係長:
「昨年からの取り組みでふるさと納税でオブジェの新規作製や修繕という形で来年はそれをベースに(メインオブジェを)製作したいと考えている」
開幕当日、29日水曜日の午後5時半から湊公園会場(新地町)と中央公園会場(賑町)で点灯式が行われます。
2月1日(土)と8日(土)には、清の皇帝と皇后が民衆と共に新年を祝う様子をイメージした人気イベント「皇帝パレード」が行われます。
1日(土)はタレントのルー大柴さん(71)と県内で俳優・リポーターとして活躍する田中明日実さん(26)が皇帝・皇后役を務めます。
8日の皇帝パレードの出演者は後日発表されます。
もう一つの人気イベント「媽祖行列」は、2月2日(日)と9日(日)、いずれも日曜日に行われます。
孔子廟(大浦町)から中央公園(賑町)までを練り歩く「菩薩揚げ」は11日(日)の午後1時から。
翌週日曜9日にはその逆をたどる「菩薩乗せ」が午後1時15分に始まります。
長崎ランタンフェスティバル実行委員会・張仁春幹事長:
「30回目の今年は私たちも含め足元から見直し、再度ランタンフェスティバルを100年続く祭りにするためにも小さなことから節約をしながらしてこうと考えている」
実行委員会は90万人の来場を目標に掲げています。