見所は福山さんの「皇帝パレード」だけではありません。4年ぶりにフル開催される長崎ランタンフェスティバルの概要が発表されました。
2月9日(金)から25日(日)までの17日間、長崎の街は約1万5000個の極彩色のランタンで彩られます。中止していたステージイベントも復活します。
開幕翌日2月10日土曜日の午後5時半から湊公園会場(新地町)と中央公園会場(賑町)で点灯式が行われます。
今年のメインオブジェは新たに制作した高さ10メートルの「九鯉化龍(ジュウリィファーロン)」。辰年にちなみ、鯉が波を飛び越えて龍となるさまを表し、出世や進歩の意味が込められています。
2月17日(土)と24日(土)には、清の皇帝と皇后が民衆と共に新年を祝う様子をイメージした人気イベント「皇帝パレード」が行われます。
17日(土)は県出身の福山雅治さん(54)と仲里依紗さん(34)が皇帝・皇后役を務める「皇帝パレード」特別版。
24日(土)の通常版は、長崎市出身のお笑い芸人、長崎亭キヨちゃんぽんさん(44)と時津町出身の俳優、森あゆさん(25)が皇帝・皇后役を務めます。
17日(土)の特別版は例年の浜町周辺からルートを変更します。国指定史跡の「出島和蘭商館跡(出島町)」から「出島メッセ長崎(尾上町)」までの約1.3キロのコースで午後1時半から3時まで行われます。
特別版を沿道の観覧エリアから見ることができるのはおよそ17万人の希望者から抽選で当選した2万6000人のみ。観覧エリアの外では見られないため、市はユーチューブなどでの中継を検討しています。
もう一つの人気イベント「媽祖行列」は、2月11日(日)と18日(日)、いずれも日曜日に行われます。
孔子廟(大浦町)から中央公園(賑町)までを練り歩く「菩薩揚げ」は11日(日)の午後1時から。翌週日曜18日にはその逆をたどる「菩薩乗せ」が午後1時15分に始まります。
長崎ランタンフェスティバル実行委員会・張仁春幹事長:
「私も期待と不安で一杯です」
実行委員会の幹事長を務める張仁春さんはコロナ禍で中止や縮小開催となった時期を振り返り、悔しくも耐え忍んだその胸の内を明かしました。
長崎ランタンフェスティバル実行委員会・張仁春幹事長:
「コロナ前の開催をした時が1月開催だったんでその時には全国でも患者が出始めてこのランタン期間中にコロナ患者が出たらどうしようかというのが不安で一杯でした。ランフェスが何事もなく終わった時は本当にうれしかった……その気持ちを忘れずにまた開催できたということは本当に喜びです」
例年より開催期間が2日間長く、期間中2度の3連休があることなどから、実行委員会はこれまで最も多くの人が訪れた2018年の106万人を上回る136万人の来場を目標に掲げています。