長崎ペンギン水族館では、新春恒例、干支にちなんだ珍しい生き物が展示されています。
牛島ひかりアナウンサー:
「今年の干支は巳、ということで、長崎ペンギン水族館にはヘビにちなんだ生き物が展示されています。これは一体…?」
水中で体をくねらせながら泳ぐその姿。見た目はヘビそっくりですが、実は、ウナギの仲間に属する「魚」です。その名も「シマウミヘビ」。毒を持たない魚で、身を守るために猛毒を持つ爬虫類「ウミヘビ」のような縞模様に擬態していると言われています。担当者が自ら採集した珍しい「ヘビガイ」も展示されています。
ペンギン水族館飼育展示課・近藤ゆういさん(22):
「白く塔のようにそびえたっているヘビガイなんですけれども、名前が覚えづらいんですけど、『コハククビタテヘビガイ』という種類のヘビ貝になります。とても綺麗な琥珀を連想させるような見た目をしているのでそういう名前がついたんです」
「コハククビタテヘビガイ」は通常、水深50メートルから200メートルに生息していますが、近藤さんが野母崎の海岸の潮だまりで偶然発見しました。
このほか、とぐろを巻いたような見た目の「オオヘビガイ」や腕一本一本に味覚を持つという「セノテヅルモヅル」など、細長く珍しい生き物を観察できます。
ペンギン水族館飼育展示課近・藤ゆういさん(22):(Q.今年の抱負は)
「ヘビは生き物を探すために生き物の熱を感知するセンサーを持っています。水族館としてもっとお客さんに見てもらえるような工夫を魚たちから熱を受け取って、それを伝えられるような展示をして私自身も自分の力を磨いていける1年にできたらなと思っております」
干支にちなんだ生き物の特別展示は1月31日(金)までです。