アート集団「チームラボ」による自然を生かした幻想的なアート展が佐賀県武雄市の御船山楽園で開かれています。
庭園の中心部に広がる「つつじ谷」。鑑賞者が近くを通ると強く光り、音色を響かせながら光が放射状に広がります。江戸時代後期の1845年に作られた佐賀県武雄市の御船山楽園。500平方キロメートルの広大な庭園を舞台に光と音、プロジェクションマッピングで自然を彩るアート展、「チームラボかみさまがすまう森―ジーシー」が始まりました。
国内外でデジタルテクノロジーを使ったアートを展開する「チームラボ」が、毎年開催していて、今年で10年目です。敷地内に20作品以上が展示されています。高さ5.5メートル、幅4.6メートルの巨大な岩に映し出されるのは季節の花々。1時間をかけ四季の花がつぼみから、花を咲かせ、やがて枯れていく。雄大な自然の移り変わりを表現します。
床や壁に色とりどりの生き物が現れるこちらの作品。鑑賞者が描いた生き物が絵から飛び出し、まるで命が吹き込まれたかのように動き出します。他の生き物を食べ、やがて死んでいく。人が立ち止まった場所には花が咲き、歩き回ると散ってしまう。様々が生き物が関わり合いながら作る生態系を表しています。
チームラボ・大木絵美さん:
「自然と自分が一体化するような感覚。御船山が紡いできた歴史とつながることで御船山楽園全体を感じていただけたら」
御船山楽園ホテル・前田亮支配人:
「アートと人が触れ合うことで作品が成立しますので、作品の中に自分が入って楽しんでいただければ」
「チームラボかみさまがすまう森―ジーシー」は11月4日(月)まで。
入場料は、大人平日1200円、土日祝日は1600円です。(※中高生:平日800円 土日祝1000円 小学生:平日600円 土日祝800円)