花街文化が残る「丸山」の長崎検番では4日(土)、花柳界の仕事始め、「初弾き」があり、芸妓衆が新年を彩る舞を披露しました。
稲穂のかんざしに正装の裾引姿の12人の芸妓衆が鈴木長崎市長を始め、ひいき筋約25人を前に、「柳の若葉」「十二月」「さわぎ」の3曲で、あでやかな踊りや唄、三味線を披露しました。去年10月に御座敷デビューを果たした新人芸妓の「いち果」さんにとっては、初めての「初弾き」です。
いち果さん:
「これからは長崎検番を残していくために、一人前の芸妓として長崎の文化を伝えていけるように一人前になりたいと思っています」
初弾きを終え、町の人たちに出迎えられた芸妓衆は、得意先の料亭へあいさつ回りに出かけ、新たな1年が始まりました。