4日、年始恒例、長崎市丸山町の長崎検番の芸妓衆が新年最初の踊りを披露する仕事始め「初弾き」が行われました。
訪れたひいき筋など約30人を前に、11人の芸妓衆が、正装の裾引き姿で、日本髪に正月用の稲穂やべっ甲のかんざしを挿し、祝いの唄「花の三番叟(さんばそう)」と、「十二月(じゅうにつき)」「さわぎ」の3曲をあでやかに舞いました。
こちらは、去年4月に芸妓デビューし、長崎くんちの奉納踊にも出演したすず華さん。今回が初めての初弾きです。
長崎検番・すず華さん:
「皆さまの前で鳴り物も初めてさせていただいて、胸がいっぱいで今年がいい年になりそう。もっともっとしっかりとした芸者さんになりたい」
初弾きを終えると園児ら町の人たちに出迎えられた芸妓衆。得意先の料亭へ、あいさつ回りに出掛け、新たな1年が始まりました。