長崎市のかきどまり庭球場で行われたソフトテニスの団体戦。男子42校、女子40校が出場し、それぞれトーナメントで争いました。北部九州インターハイのソフトテニス競技は、長崎市で開かれるため、通常男女各1チームの出場権が、開催地枠で各上位2チームに与えられます。
女子団体決勝は、共にインターハイ初出場を決めた第1シード長崎東と第2シード九州文化学園が対戦しました。7ゲームマッチのダブルス3試合を一斉に行い、先に2勝した方が勝ちです。
水色のユニホーム長崎東は、二番手の土井寧々・吉田アンナペアがリターンエースや攻めのボレーで九州文化の一番手、西川愛実・深水心来ペアをゲームカウント4ー0で下し、ストレート勝ち。まずは長崎東が1勝を挙げます。
紺と白のユニホーム、九州文化の二番手・野口寿来・吉元碧ペアが挑むのは、長崎東の一番手片山二湖・八戸誌音ペア。ゲームカウント0-3とリードを許し、後がない九州文化は、第4ゲーム。野口が素晴らしいフットワークを見せると、さらに、相手レシーブを逆クロスに打ち抜き、このゲームを奪います。
しかし、第5ゲームに入ると、去年10月の県新人大会と11月の団体選抜を制し、3冠を狙う、長崎東の片山と八戸が強さを発揮。ゲームカウント4-1で試合を決め、先に2勝した長崎東が公式記録では初優勝。学校の歴史としては、1951年以来73年ぶりの優勝を果たしました。
長崎東3年片山二湖主将「1年間全員できょうの優勝を目指して頑張ってきたので。団体を全員で優勝をつかみ取ることが出来てうれしいです」
長崎東3年八戸誌音選手「県の代表として現地開催でもあるから自分たちのプレーをもっと今よりも出して、みんなで団結して頑張りたいなと思います」
一方、男子団体決勝は、去年、準優勝の第1シード・精道三川台と2年ぶりの優勝を狙う第3シード・長崎南山の対戦。精道三川台がゲームカウント4-0、4-1で先に2勝し、8年ぶり2回目の優勝をつかみました。