警察や検事をかたるニセ電話詐欺で、島原市の60代の女性が現金約3100万円をだましとられました。
10月28日、島原市の女性の自宅の固定電話に医療保険局薬務課の「イノウエ」と名乗る男から「あなたの保険証から薬が処方されているが、1カ月に処方されてはいけない量の薬が処方されていて、違法になる」などと電話がありました。
その後、仙台警察署刑事課の「工藤一」と名乗る男から「投資詐欺の捜査をしたところ、あなたの口座が利用されており、このままだと資産を凍結する」などと言われました。
女性はその後、工藤の上司の「田口進」と名乗る男や検事の「矢部良二」と名乗る男から、LINEやSkypeで「資産の凍結を免れるためには、あなたの預貯金が犯罪に使われていないかどうかを確認する必要がある」「暗号資産でスムーズに取引ができれば犯罪に使われていないことを証明できる」などと嘘を言われ、12回にわたり現金計3094万円を指定された口座に振り込みだまし取られました。
県警は、電話やメールでお金の話をされたら、必ず家族や警察に相談するよう注意を呼びかけています。