パリオリンピックで柔道男子81キロ級で金メダルを獲得し、史上初の2連覇を果たした長崎市出身の永瀬貴規選手(31歳)が、NCCの単独インタビューに応じました。
永瀬選手は、「うまくいかないことの方が多かったですが、そういった時間があったからこそ成長できた」と語り、その成功の裏にある努力と忍耐の日々について率直に語ってくれました。
永瀬選手は「何一つ無駄なことがなかったと今は思える」と述べ、自身の成長を重ねる過程での試練や経験が、今回の結果に繋がったと強調しました。
SNSでも話題となった永瀬選手の控えめで謙虚な姿勢について尋ねると、「人間として大事な部分や相手を敬う気持ちは柔道を通して教えられたもの」と述べました。彼の長崎の地で育まれた価値観や指導者たちとの出会いが、彼の行動に大きな影響を与えていることが伺えます。永瀬選手は、オリンピックで連覇を果たした後の集合写真で一歩下がって写る姿が「永瀬すぎる」とSNSで話題となり、その謙虚さが多くの人々の心を打ちました。
永瀬選手が柔道を始めたのは小学1年生の頃。長崎市の養心会少年柔道部での修練が、彼の基盤を作り上げました。彼は「負けた時に練習をやめたいと思うこともあったが、心の底から嫌いになったことはない」と振り返り、柔道に対する深い愛情と感謝の気持ちを持ち続けています。
彼が「勝つため」に大事にしていることについて質問すると、「日々継続することが大事。基本動作をしっかりと身につけることが将来の成功の土台となる」と語りました。永瀬選手は、基本を大事にすることの重要性を強調し、それが将来の目標達成に繋がると述べました。
永瀬選手は最後に、「長崎の子どもたち、そして長崎の皆さん、いつも応援ありがとうございます。皆さんの熱い応援があってこそ今回のパリ五輪での2連覇があったと思います。これからも変わらぬ応援をよろしくお願いします」と感謝の気持ちを述べました。
永瀬選手の今後の活躍からも目が離せません。