大切な家族への思いを詩に託して。「おかあさんの詩コンクール」の表彰式が開かれました。
JA全農ながさきとNCCが主催する「家族や大切な人への想い~おかあさんの詩コンクール~」は今年で31回目です。今年は県内の幼稚園や小中学校など86校から1195編の応募があり、学校賞2校と入選した20作品を表彰、上位10作品をNCCの下田朋枝アナウンサーが朗読しました。
最優秀・JA全農ながさき賞に輝いたのは、純心中学校1年、吉岡玲奈さん(13)の「産まれなかったキミへ」。
「小学六年生の時ママのお腹にきてくれたね。キミのことを考えるだけで毎日が幸せだった。けれどキミとは会えなかった。ショックで言葉もでなかったけれどキミは命の尊さを教えてくれた今を生きる喜びを感じさせてくれた。本当にありがとうキミの分までこの命を大切に生きるね私はキミのことがずーっと大好きだよ」
誕生しようとしていた小さな存在を「キミ」というカタカナ表記にすることで強調していた点や、会えなかったことで命の尊さや生きる喜びを考えた玲奈さんの素敵な心が評価されました。
吉岡玲奈さん(13):
「気持ちを言葉にするのが難しくて苦戦したところもたくさんありました」
母・春奈さん:
「辛い時期もあったが分かってくれる家族がいたので乗り越えることができたのでいつもありがとうと感謝の気持ちを伝えたい」
吉岡玲奈さん(13):
「4月にはまたもう一人家族が増えるので産まれなかった子の分まで頑張って産んでほしい」
入賞作品は来年1月から順次、浜屋百貨店や諫早図書館、佐世保市博物館、島瀬美術センターで展示されます。表彰式の模様は、NCCで全6回にわたり放送されます。
(浜屋百貨店1月21日~27日、諫早図書館2月21日~25日、佐世保市博物館島瀬美術センター2月19日~24日)