大切な家族への思いを詩に託して。「おかあさんの詩コンクール」の表彰式が開かれました。
JA全農ながさきとNCCが主催する「家族や大切な人への想い~おかあさんの詩コンクール~」は今年で30回目の節目を迎えました。30周年を記念して、長年にわたり積極的に参加した学校の先生3人に特別賞が贈られました。
今年は県内の幼稚園や小中学校など77校から1181編の応募があり、学校賞2校と入選した20作品を表彰、上位10作品を佐藤綾子アナウンサーが朗読しました。
最優秀・JA全農ながさき賞に輝いたのは、長崎市立南陽小学校5年、小嶺彩さんの「わたしの相棒」。
相棒がつくるごはんはいつもおいしい きらいだったナスも好きになった
相棒が上手につくる梅干し その梅干しは わたしの元気のみなもと
あとね 相棒のつくるからあげは宇宙一 味で伝わる 相棒のあたたかさと愛情
相棒はなんと 勉強が得意 わからないことは何でも聞ける
相棒はまるで ものしりフクロウ
やっぱり 相棒とは趣味も合う 時代劇や相撲
いつか相棒と一緒に相撲を見に行きたいな
おや 相棒 おばあちゃんが呼んでるよ
「あなたー 電話よー」
おじいちゃんは わたしの最高の相棒 いつもありがとう
彩さんの「相棒」は誰なのか、読み進めていく中で読者に想像させ、おばあちゃんの呼びかけで相棒がおじいちゃんと判明する秀逸な構成が評価されました。
小嶺彩さん:(おじいちゃんと一番何をして過ごすのが好き?)「おじいちゃんのごはんを食べながら相撲を見ることです」
祖父・西山健二さん:「学校での生活とか家庭でもいろんなことに積極的に取り組んでくれているのでこれからもそういった姿勢で頑張っていってほしい」
入賞作品は来年1月から順次、浜屋百貨店や諫早図書館、佐世保玉屋で展示され、表彰式の模様はNCCで全6回にわたり放送されます。(浜屋百貨店1月24日~29日、諫早図書館2月16日~21日、佐世保玉屋2月22日~27日)