10日、ノルウェーのオスロで日本被団協へのノーベル平和賞の授賞式が行われます。長崎からも被爆者や高校生平和大使が現地に到着しました。
長崎で被爆した被団協代表委員の田中熙巳さん(92)と田中重光さん(84)、広島で被爆した箕牧智之(としゆき)さん(82)ら被団協の代表団は8日、オスロに到着しました。3人は10日の授賞式で登壇し、田中重光さんがメダルを、箕牧さんが賞状を受け取り、田中熙巳さんが講演します。
日本被団協代表委員・長崎被災協会長・田中重光さん(84):
「二度と被爆者をつくらないために頑張っていきたいと思います」
長崎と広島、熊本の高校生平和大使4人も到着しました。
長崎東高2年・津田凜さん(16):
「核兵器の問題は今世界が目を合わせないと目を向けないといけない問題である。だからこそノルウェーの学生だったりノルウェーの方々、市民の方々にも向き合ってもらう必要があるんだよということを大切に伝えていきたいなというふうに思っています」
授賞式は、日本時間の10日午後9時からオスロ市庁舎で行われます。