日本被団協は2日、ノーベル平和賞の授賞式を前に会見を開き、代表委員らが意気込みを語りました。
授賞式には、13歳の時、長崎市中川町で被爆した92歳の田中熙巳(てるみ)代表委員ら30人の代表団と付き添いの6人で訪問します。
田中熙巳代表委員(92):
「今度の受賞が世界中の本当に核兵器をなくさなきゃいけないと思う人に、それすら思ってないような人に、そういう人たちに核兵器はどういうものであるかということと、核兵器をやっぱり廃絶するために自分たちがこれから活動していかなきゃいけないなという気持ちを持つようになっていただいて、そしてヨーロッパにも大きな運動が起こるきっかけになってくれればいいなと」
式では、田中熙巳代表委員(92)と、長崎の田中重光代表委員(84)、広島の箕牧智之(としゆき)代表委員の3人が壇上に上がり、田中熙巳さんが受賞講演、田中重光さんがメダルを受け、箕牧さんが賞状を受け取るということです。