東彼・波佐見町で焼き物とグルメが楽しめる「波佐見焼コラボランチフェア」が12日から始まりました。
下田朋枝アナウンサー:
「今年で4回目となる波佐見焼コラボランチフェアいざ食と器の最強タッグを求めて行ってきます」
波佐見町を焼き物と農産物が魅力の「半農半陶の町」としてPRしようと開催される「波佐見焼コラボランチフェア」。今年で4回目です。町内の飲食店11店と、窯元や商社11社がタッグを組み、こだわりの波佐見焼にこだわりの料理を盛りつけて提供します。
喫茶レストラン「ココット」では、油淋鶏と生野菜のカオマンガイ風トマトカレーを浜陶の器に盛りました。
下田アナ:
「水玉模様の器が何とも可愛らしい。シンプルな器だからこそこの料理が引き立つ」
10種類以上の野菜のエキスを抽出したコクのあるトマトカレーをかけていざ実食。
下田アナ:
「トマトの酸味もありつつカレーのスパイシーさ、このシャキシャキとする野菜の食感と甘みがなんとも最高。さっぱりとしたご飯との相性も抜群」
ピラフは柚子や大葉、生姜、にんにくを使ったさわやかな柑橘系のアジアンテイスト。
下田アナ:
「お肉の旨味もしっかりと感じられます。おいしい」
喫茶レストランココット・谷村達也店長(43):
「(Q.なぜこの食器を選んだ?)この器が僕に『使ってくれ』と訴えかけてきた」
「このイベント自体、飲食店の方々は気合入れて臨んでいる。普段の料理もおいしいが、更においしい料理を食べられるいい機会なので、僕はよそのお店にもちょっとはしごして…」
ユニークな谷村店長に訴えかけてきた器は「うつわに託す心づかい」をモットーにする「浜陶」の器です。
浜陶広報・企画 太田海斗さん(28):
「もちろんまずは料理を楽しんでほしいがそれに合う器の色合いや計算された形状を楽しんで食べていただきたい。まずは食べられたお客様の笑顔につながってほしいというのと、それを通して器に関心を持つ人が一人でも増えていただければ」
続いて向かったのは手作りピザや定食を提供する陶農レストラン「清旬の郷」。県産の焼き野菜と茄子のトマトソースの重ね焼きにイタリアの肉料理「ボルケッタ」、自家製手作りのフォカッチャと里芋のポタージュ、プリンのセットを利左エ門窯の器で提供します。
下田アナ:
「丸みを帯びたフォルムに優しい水色が何ともかわいらしい。水色のお皿が野菜の彩を引き立ててくれています。おいしそう。ではスープから…フィット感が手に馴染む感覚があります。この里芋の甘みとピリッと香る生姜の風味がマッチしておいしい」
ポタージュには波佐見の「田中豆腐店」の豆乳を使用。また、ポタージュだけでなくフォカッチャにも豆乳を使用しています。
下田アナ:
「ふわっふわもっちもちです。ほんのりと豆乳の甘みを感じられます。器がかわいいと気分があがります」
このフェアに合わせて2年ほどの歳月をかけてメニューを考案したといいます。
陶農レストラン清旬の郷・中谷亜季さん(36):
「ここでしか味わえない追究した料理を今回出せたかなと。本当にここでしか食べられないというのを味わっていただければ」
こだわりのメニューを乗せるのは、町内で陶器を作る希少なメーカー、利左エ門窯の器です。
陶農レストラン清旬の郷・中谷亜季さん(36):
「何乗せようみたいなワクワクが広がってきた。これでいこう・この色すごくいいよねと」
下田アナ:
「じゃあもう一目ぼれに近い」
中谷さん:
「そうですね、これがいいってなりましたね」
陶農レストラン「清旬の郷」は波佐見コラボランチフェアの初回から毎回、参加しています。
陶農レストラン清旬の郷・中谷亜季さん(36):
「土ものが初挑戦というのもあるが、波佐見焼は磁器が有名だがこういう土ものもあるよということをもっとたくさんの方に知っていただきたいというのもあり、この器に決めた」
自然素材の健康的な器は部分的に「焼きしめ」が施されたデザインが魅力的です。
利左エ門・武村博昭専務(56):
「うちは波佐見焼の中でも土もの(陶器)を主体とした窯元。波佐見焼は大体、磁器の窯元だがうちは温かみがある土ものが特徴的。料理を盛ってこその器なので、うちはなるべく加食も最小限に抑えて、料理を盛っておいしく見える器ってことで作っているのでおいしい料理を食べてもらうのが一番」
波佐見町観光協会のインスタグラムをフォローしてランチ写真を投稿するか、スタンプラリーで3店舗分集めると抽選でホテルの宿泊券や波佐見焼、長崎和牛が当たるキャンペーンも実施しています。波佐見焼コラボランチフェアは2月18日(日)までです。