長崎1区で3回目の当選を果たした国民民主党の前職西岡秀子さん(60)。当選から一夜明け、新聞に目を通し、当選をかみしめました。
国民民主党・前職 西岡秀子さん(60):
「私たちの政策を実現に結び付けたいという意味での、改めて頑張っていこうということと、改めて、1区の議席を三度お預かりをする私の責任の重さというのを改めて痛感をして頑張っていかなければならないという思いでいっぱいになっています」
投票が締め切られた昨夜8時過ぎに当選が報じられた西岡さん。自民党の新人、下条博文さん(49)に3万9千票以上の差をつけ、3回目の当選を果たしました。
国民・前 西岡秀子さん:
「この3期目、全身全霊を懸けて、また働いてまいりたいと思っておりますし、長崎市民の皆様の本当に切実な声や声にならない声もしっかり、引き続きこれからも国政に伝えてまいりたいその思いでいっぱいでございます」
国民民主党や立憲民主党、社民党、労働団体から強固な支援を取り付けた一方で、父で参院議長まで務めた武夫さんから引き継いだ「西岡党」と呼ばれる支援者が高齢化。加えて、野党候補が乱立するなど、西岡さんは、今回の選挙戦を「厳しい戦い」と口にしていました。
選挙戦では、減税や社会保険料の軽減など手取りを増やす政策を訴え、市民一人ひとりに声をかけ、支援の輪を広げてきました。
国民・前 西岡秀子さん:
「国政で長崎の地域経済をしっかり回復していく、軌道に乗せていく、そして長崎の地場産業、中小企業を含めて、しっかりそこを元気にしていくための、そのための国の政策をしっかり進めていきたいというふうに思っています」
国民民主党県連・深堀浩幹事長:
「我々が一番懸念したのは野党の乱立です。西岡個人の地道な活動が評価されたというふうに思っているので、我々もしっかりそういったところを評価しながら、次の戦いに向けて強みを生かす、弱点を克服していくことをやっていかなければいけないというふうに感じました」
一方、7年ぶりの県都・長崎市の議席奪還を目指し敗れた自民党の下条博文さん(49)は―。
自民・前 下条博文さん(49):
「どうしても自民党の今の問題であったりとかおわびも含めてお話をしないといけないので、本当は物価高対策に対して、政権与党自民党としてこのような対策、下条博文としてはこういうふうな考えを持っているとビジョンをストレートにお伝えをしたかった。そこは少し残念です。出来なかったのがですね」
自民党県連・古賀友一郎会長:
「今回のこの『政治とカネ』の問題ですね、私も国民感情というのはその通りだと思います。物価高、国民生活が厳しいと、そういう状況の中で、『政治家は?』という、こういう国民の憤りだと思います。それをしっかり我が党がですね、受け止め切れているのかと、ここが問われたんだと思います」
昨夜11時半ごろ、長崎市元船町の事務所に姿を現した日本維新の会の新人、山田博司さん(54)。1万2836票を獲得しましたが、当選には遠く及びませんでした。
また維新が擁立した2区と3区の候補者も敗れ、長崎選挙区での維新の議席獲得はなりませんでした。
維新・新 山田博司さん(54):
(選挙の受け止めは?)
「一言で言うと私の不徳の致すところですので、これから、また明日に向かって頑張っていきたいと思っています。1回、2回負けても、しっかりと歯を食いしばって頑張っていきたいと思っていまして、また引き続き皆様方にはまたお願いできればと思います」