今年も大きく育ちました。
長崎市の児童が自分たちで育てた米を収穫しました。
長崎市立鳴見台小学校では農業の大切さなどを知ってもらおうと開校から4年後の1994年以降、毎年、地域の農家に借りた約10アールの田んぼで児童が米作りに取り組んでいます。
今年で31年目です。
今年、田んぼには、校長先生に似せた『かかし』が設置されました。そのおかげかスズメやカラスなど害獣の被害はなく、米は順調に育ちました。
6年生が鎌を使って稲を刈り、5年生が刈られた稲を束ねます。保護者たちも手伝います。
米山美羽さん:
「田植えした時、すごく小さかったのに1メートルぐらい伸びていたから、こんなに成長が早いと思いました。今、農家の方々がどんどん減っていっているから、私たちが農家っていうのは楽しいんだよって伝えられるような大人になりたい」
藤原想和さん:
「自分たちが作った稲が大きくなるのはすごくうれしくて楽しいこと。将来もしもお米を作る人になったら、この経験を基にお米をたくさん作りたい」
刈り取った後の田んぼに散乱した落ち穂を拾うのは、1年生の仕事です。児童たちが力を合わせて刈り取った米は、10日ほど天日に干し、今月下旬に脱穀します。
鳴見台小学校・古本龍夫校長:
「農家の苦労とか尊さとか食べ物を大事にするとか、そういったことにつながっていっていると思います」
米は家庭科の授業で使ったり、来月17日(日)の「感謝祭」で餅つきをしたります。