長崎県内の新型コロナウイルスの患者数は、2週連続で減少しました。
一方で、「手足口病」は、4週連続で増加し、警報開始基準値を超えた地域も出ています。
先週1週間、、県内70の定点医療機関から県に報告された新型コロナウイルス患者は239人で、前の週より63人少なく、2週連続で減少しました。
定点当たり報告数を地区別でみると、対馬地区が最も多く8.67人、壱岐地区8.33人、上五島4.67人と、離島で高い傾向にあります。
年齢別では、50代が35人と最も多く、40代が34人、60代が31人と続き、40代から60代で高くなっています。
一方で、手足や口の中に、水疱性の発疹が生じる疾患、「手足口病」の患者が129人となり、4週連続で増加しています(前週比+11人)。特に県央地区の定点当たり報告数が5.43人と、警報開始基準値である5人を超えています。
県環境保健研究センターは、「手足口病は6月・7月に増える傾向があり、5歳以下の乳幼児の発症が多数を占めるが、大人でも感染する可能性がある。咳やくしゃみなどの飛沫感染に注意し、手洗い、うがいを徹底してほしい」としています。