県議会は13日から一般質問です。大石知事の「政治とカネ」の問題に対する質問が相次ぎました。
大石知事の「政治とカネ」の問題をめぐっては、2022年の知事選期間中に9つの医療法人などから286万円の迂回献金疑惑などが浮上しています。
大石知事:
「286万円の資金移動について改めて当時の別の選対関係者に追加で確認を致しましたけれど、誰の判断で資金移動が行われたのか、これは全員協議会でも質問を頂いたところですけど、それについては把握をすることが出来ませんでした。医療法人からの寄付の経緯について、弁護士を通じて改めて医師連盟の会長に確認をいたしましたけれど、医師連盟としては私を応援して下さる議員が多く所属をする政党支部に寄付をしたものであって、私の後援会に資金移動をされることを意図したものではなかったという回答を得ております」
一方で、この9つの医療法人の内、複数の法人がNCCの取材に対し、「知事に対する寄付だった」と答えています。
浅田眞澄美県議:
「寄付をした人たちは一体何のために、誰のために寄付をしたのか、知事はそこはどうお考えですか?」
大石知事:
「先ほどもご説明を致しましたけど、医療法人の方から政党支部へ寄付をしたということについては私への寄付ではないという回答を得ておりますので、そこについて回答をする立場にないと考えております」
浅田議員は、県が建設業協会の陳情を実現後に、知事が協会に対して後援会の会員集めの協力を依頼していた疑惑について質しました。
大石知事:
「建設業協会に対して、後援をしてくれる関係者と共に、後援会の協力をお願いしたことについては真実でございます。また、後援会入会者や寄付金獲得について数値目標を掲げていたことも事実でございます。ただ一方で、建設業協会に対して最低制限価格見直しの見返りとして後援会の入会であったりとか寄付者の獲得に向けた協力をお願いしたといった事実は一切ございません」
県議会の改革21や県民会議などの4会派は、知事に説明求め、百条委員会の設置を要望する動議を議長に提出していて、県議会本会議最終日の10月4日に採決する予定です。