長崎が舞台の映画「いろは」の制作発表が県庁であり、メガホンを握る佐世保市出身の横尾初喜監督(45)や妻で俳優の遠藤久美子さん(46)が意気込みを語りました。
俳優・遠藤久美子さん:「3日連続行ったね。大村に行って、諫早に行って、大村に。3日間プールに行ったんですけど…」
会見前、子どもたちとこの前日、28年の歴史に幕を閉じた大村市民プールなどに行ったと明かした遠藤さん。夏の思い出話で会見開始時刻までつないでくれました。
佐世保市出身の監督、横尾初喜監督:「何か物事の始まりだったりとかそういった意味で『いろは』という名前にしています。主人公は自分のことがそんなに好きじゃない女の子で長崎を旅しながら、自分のことを好きになっていく、自分のことを受容していく物語を作りたいなと」
地元を盛り上げようと長崎を舞台に映画を制作するプロジェクトの一環で、前作の「こん、こん。」に続き今回で3作品目。映画「いろは」は、これまでのオーディション参加者の中に自信がなく、否定的な人が多かったことから、一歩踏み出せるような内容にしたそうです。
今作も「オール長崎」を掲げて、撮影は県内のみで行います。また出演者のオーディションも9月22日(日)に大村市のボートレース大村で、23日(月・祝)に佐世保市の長崎国際大学で行われます。遠藤さんは、主人公が宿泊する民宿の女将役として、出演します。
俳優・遠藤久美子さん:「街や人、長崎の方々がまたより輝くような作品になっているので、すごく楽しみ」
気になる長崎弁については…。
遠藤さん:「しゃべられるようになるかな?」
監督:「もちろん大丈夫だと思います」
遠藤さん:「でも(セリフが収録された)テープはくださいね」
監督:「テープはあげません」
遠藤さん:「きのうも大村のプールとか諫早のプールに行かせていただいた時に会話を本当に聞いて…」
撮影は今年11月から始まり、来年秋に全国の劇場で公開する予定です。