長崎市の鈴木市長は、9日の平和祈念式典にイスラエルを招待しなかったことについて、国の内外から長崎市に約4000件の意見が寄せられたと明らかにしました。
平和祈念式典で長崎市は、101の国と地域から大使らを招きましたが、式典の円滑な実施を目的に、イスラエルを招待しませんでした。この件について、長崎市には、国の内外から、電話やメールなどで、約4000件の意見が寄せられたということです。
鈴木史朗長崎市長:
「日本語のものが2千数百件、英語のものが約1500件ございました。日本語の2千数百件のうち大半が、長崎市の決定に賛同するあるいは理解を示すものだった。1日も早く停戦が実現し、そして平和が実現して、このような政治的な影響もなく、式典の参加者を招待できるような環境が整うことを切に願っております」
また式典のあと、被爆体験者が、岸田総理と初めて面会したことについては…。
鈴木市長:
「(被爆体験者の)生の声を直接総理に届けるという非常に貴重な、そして重要な機会になったと思っている。被爆体験者に寄り添った行政の充実に向けて、国に強く、スピード感を持って要望していきたいと思っている具体的なスケジュールについては、まだ決まっていないと承知しています」
鈴木市長は、被爆体験者の救済の実現に向けて、国や県とうまくコミュニケーションを取りながら、前に進めていきたいと、しています。
また、来月23日に開業2周年を迎える西九州新幹線の「記念イベント」を9月21日(土)に長崎駅東口駅前広場で開催することや、来年1月12日(日)、長崎市「ニ十歳のつどい」を長崎スタジアムシティ、ハピネスアリーナで開催することなども発表しました。