夏休み、長崎市民総合プールの水泳教室に通った子どもたちが、「大名行列」を披露しました。
長崎游泳協会の水泳教室は明治36年、1903年に長崎市の皇后島通称「ねずみ島」で始まり、122年の歴史を誇ります。大名行列は、その成果を披露する毎年恒例の行事です。今年は、小学2年生から中学3年生までの約180人が参加しました。
長崎游泳協会・田中直英理事長:
「鈴木史朗市長はコロナに罹患ということで本日は急遽代役を(用意)致しました。若殿様になりました。みなさん若殿様に拍手をお願いします」
小学4年生の山本裕太くんが代役を務めました。
殿様役・山本裕太くん(小学4年生):
「高くて怖かった」
殿様と姫様を乗せた神輿の担ぎ手たちは、水深2メートルのプールを立ち泳ぎで横断しました。
小島小5年・原口凌空くん(10):
「(神輿は)重いがみんなで連携でやるので持ち上げられた。(Q.どんな練習を?)何回も神輿を上げる練習とかホイサの掛け声や歌の練習をしました」
大名行列に姉妹で参加した子どももいました。
城山小5年・中馬千花さん(10):
「(Q.大名行列を終えた感想は?)楽しかったです」
城山小2年・中馬咲月さん(7):
「始めは怖かったけど終わったら気分が上がりました」
城山小5年・中馬千花さん(10):
「(Q.水泳教室でできるようになったことは?)立ち泳ぎで溺れないこと」
城山小2年・中馬咲月さん(7):
「平泳ぎ300m泳げるようになりました」
頑張ったのは子どもたちだけではありません。御年89歳の鶴田弘子先生。毎日休むことなく子どもたちに熱心に指導を行っています。
鶴田弘子先生(89):
「子どもたちに基本的な泳ぎを指導したいと思って毎日(水泳教室に)来ています」
教室は30日(金)までの予定でしたが、台風接近のため28日で終了します。