県内の最低賃金について協議する審議会は最低賃金を過去最大となる55円引き上げ953円にするよう長崎労働局に答申しました。
最低賃金は現在、全国平均で時給1004円に対して、県内は898円。20年連続で上昇しているものの、全国では下から4番目の額となっています。
審議会は最低賃金の改正に向けて協議を重ねてきました。
その結果、物価高騰や地域間格差を考慮し、55円引き上げて953円とするよう労働局に答申しました。
7月、国の審議会が引き上げ額の目安として示した50円より5円上回っています。引き上げ幅は、45円だった去年に続き、2年連続で過去最大を更新。答申通りに適用されれば、最低賃金はこの2年間で100円上がることになります。
異議の申し立て期間を経て早ければ10月12日から適用されます。