お隣佐賀の武雄市では、武雄焼のマグカップのみを集めた展示販売会が開かれています。
武雄焼は、約430年前に始まったとされ、現在は武雄市内で約90の窯元が陶器や磁器を作っています。武雄市図書館で9日始まった「ホッとカップ展」。スープやコーヒーなど温かい飲み物が飲みたくなる冬に窯元がおすすめするマグカップのみを集めた展示販売会で、武雄市の9つの窯元が参加し、約50点の作品が並びます。
こちらは武雄市山内町にある窯元「亀翁窯」の作品です。一つひとつ陶工の手で仕上げた柔らかな曲線や、自然由来の釉薬を使った温かみのある色合いが人気です。
亀翁窯・古賀浩子さん(63):
「現代調にきらびやかなところはないが、ホッと親しむような家庭でゆっくり使われるものが多いと思う。(成形や焼成で)少しずつ形がずれてもそれがまた味わいとして武雄焼は柔らかい感じが出るので楽しんで使っていただきたい」
武雄市図書館の「ホッとカップ展」は26日(日)までです。