被爆者の声や現状を後世に伝えます。来年の被爆80年に向けて、長崎原爆被災者協議会は記念誌を発行すると発表しました。
被災協が被爆80年となる来年8月9日に発行する記念誌は被爆者の被爆・戦争体験を風化させず、次の世代に思いを引き継ごうと発案されました。
記念誌の中では、これまでの被爆者運動の軌跡や国内外で平和活動を行う人などを取り上げ、写真や4コマ漫画など交えて説明することで、若い人にも読んでもらいやすい内容を目指します。
被災協・溝浦勝編集長(83):
「あの79年前の惨禍を招かない、被爆者をつくらない、戦争被害者をつくらない、これが私たち被爆者の心からの願いです」
被災協では記念誌に掲載する原稿や絵、短歌などを募集していて、来年2月ごろまでメールやファックスなどで応募できます。