環境省と気象庁は先ほど午後5時に県内の5日を対象とした熱中症警戒アラートを出しました。
発表は3日連続です。4日も県内各地で真夏日となり9人が熱中症の疑いで救急搬送されました。
4日、県内で最も気温が高かったのは、島原の33.8℃。次いで高かった新上五島町有川は今年最高の33.4℃。五島市福江も今年最高の31.1℃を記録しました。このほか口之津で31.3℃、大村で31.1℃、松浦で30.6℃と県内18の観測地点のうち6地点で30℃以上の真夏日となりました。
県消防保安室によりますと午後4時半現在、県内で中等症6人、軽症3人の合わせて9人が熱中症の疑いで救急搬送されました。
このうち島原市の80代女性は、4日午前8時ごろ、自宅でエアコンをつけずに過ごしていたところ、室内が高温状態となり、体調を崩して救急搬送され、中等症と診断されました。
また新上五島町では、午前11時ごろ、90代の男性が自宅の敷地の屋外での作業中、体調が悪くなって救急搬送され、中等症と診断されました。
環境省と気象庁は室内をエアコンなどで涼しい環境にして過ごし、こまめに水分や塩分補給をするなど熱中症予防のための行動を呼び掛けています。