県内に今年初の熱中症警戒アラートが出され、各地で今年の最高気温を記録。
4日に対しても2日連続の熱中症警戒アラートが出されました。
3日は今年最多の14人を熱中症の疑いで救急搬送。また県は今年度初の食中毒注意報を出しました。
3日午前、セミの鳴き声が響く中、青空の下、グラウンドゴルフに打ち込む人たちは…。
男性プレイヤー:
「体にはかなりきつさがくるんですけどしっかり休憩とって水を飲みながら、熱中症にかからないようにしっかりやろうと」
県内に今年初の「熱中症警戒アラート」が出された3日は、気温がグングン上がり、最高気温は、島原市で猛暑日の一歩手前、今年最高の34.6℃、新上五島町でも今年最高の32.6℃、長崎市でも今年最高の32℃など、18の観測地点のうち10地点で30度を超え、7地点で今年最高となりました。
県消防保安室によりますと午後4時半現在、県内で中等症7人、軽症7人、合わせて14人が熱中症の疑いで救急搬送されました。
長崎市消防局によりますと、けさ8時ごろ、市内の30代の男性が屋内での作業中、手足のしびれを訴えて救急搬送され、軽症と診断されました。また午後2時ごろ、市内の60代の男性が屋外での作業中、両手、両足の筋肉がつって救急搬送され、中等症と診断されました。脱水症状の可能性があるということです。
気温が高い日はこまめな水分補給や外出を控えるなど熱中症に注意が必要です。また県内の気象観測値が、「食中毒注意報発令基準」に達し、食中毒が発生しやすい気象条件になったことを受けて、県はきょう午前11時、県内全域に今年度初の「食中毒注意報」を出しました。
昨年度は去年7月10日に1回出され、およそ1年ぶりの「食中毒注意報」です。7月上旬の発令基準は、気温「27度」以上、湿度「80%」以上、不快指数「80」以上で、県内全域、全ての項目で上回りました。
県生活衛生課は、「連休を控え、今後児童生徒が夏休みに入り、行楽が本格化することが予想されるため、特に家庭では、食べ物や弁当を前日から作り置きしたり、車のトランクや直射日光の当たる場所に置いたりしないように」と注意を呼びかけています。