県内の新型コロナウイルスの患者数が3週連続で増えました。
また手足口病も7週連続で増加していて、警報レベル開始基準値を超えています。
6月24日~30日、県内70の定点医療機関から県に報告された新型コロナウイルス患者は610人で、前の週より235人増え、3週連続で増加しました。
1医療機関当たりの平均患者数は8.71人と、1カ月前と比べ、2倍以上に増えています。
定点当たり報告数を地区別でみると、上五島地区が最も多く、19.33人、県南地区が13.25人、県央地区が9.64人と、他の地区に比べ多くなっています。
年齢別では、10代が119人と最も多く、50代72人、40代66人と続いていて、10代と10歳未満での増加が目立ちます。
また、主に5歳以下の乳幼児がかかりやすい、手足や口の中に水疱性の発疹が生じる「手足口病」が流行しています。患者数は386人で、前の週から164人増え、7週連続で増えました。
1医療機関当たりの報告数は8.77人で、警報レベル開始基準値の「5人」を2週続けて超えています。
県環境保健研究センターは、「手足口病は、飛沫や便に含まれるウイルスが手や指を介して口から侵入するので、せっけんを使った手洗いを徹底してほしい」としています。