梅雨前線の影響で県内は雨が降り続いています。
先月29日の降り始めからの雨量は各地で100ミリを超え日明け方にかけても大雨の恐れがあります。
長崎市では風雨の影響で大木が倒れ道を塞ぐ被害、佐世保市では倉庫が倒壊する被害も。
小柳亮雄記者:
「こちら道の脇にある大きな木が根本付近から折れてしまい、道路を塞いでいます。現在撤去作業が進んでいます」
午前9時40分ごろ、長崎市田手原町で、付近住民から「倒木があり、道を塞いでいる」と市に連絡がありました。
市によりますと道路脇の高さ約20メートル、直径60センチの木が風雨の影響で倒れて街灯を壊し、道路を塞ぎました。けがをした人はいません。また先月30日午前8時20分ごろ、佐世保市三川内町では、風雨の影響で窯元に隣接する木造2階建ての倉庫が倒壊しました。
付近住民:
「ドーンという音と雨粒が普通の雨とは違った」
中に人はおらず、けがをした人はいません。
県内は梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。
先月29日の降り始めから1日午後4時までの雨量は、対馬市厳原で172.5ミリ、佐世保市干尽町で109.5ミリ、壱岐空港で105ミリなどにのぼっています。最大瞬間風速は雲仙岳で23.9メートル、長崎で21.4メートル、大村で20.6メートル、佐世保で14.5メートルなどを観測しました。
雨の影響でJRの一部区間に遅れや運転見合わせが出たほか、オリエンタルエアブリッジの離島便が欠航しました。