1200人以上の市民が犠牲となった「佐世保空襲」から今月29日で79年を迎えます。佐世保市役所では空襲直後の街を記録した写真展が開かれています。
焦土と化した佐世保の街。火の手は、子どもたちや学びやも襲いました。
空襲直後の福石小学校。校舎は焼け崩れ、子どもたちは焼け跡のグラウンドで授業を受けています。1945年(昭和20年)、6月28日の深夜から翌29日未明にかけて、アメリカ軍の空襲を受けた佐世保の街。141機のB29爆撃機が飛来し、わずか2時間で合計1000トン以上の焼夷弾を落としました。市街地は火の海となり、1万2037戸が焼失。1242人が犠牲となりました。
展示されている写真パネル20枚は、現在の平和な佐世保の街並みと空襲直後とを比較できるように展示されています。
佐世保市市民安全安心課・小林武史さん(53):
「空襲から79年という年月が経っているので佐世保空襲で1200人以上の尊い命が亡くなったという歴史的事実が風化することがないように特に若い世代にお立ち寄りいただければ」
佐世保空襲パネル展は市役所横の高砂駐車場連絡通路で28日(金)まで開かれます。