「マイボトル運動」を推進し、プラスチックごみの削減へつなげようと、佐世保市は21日、市内の公共施設や小中学校に無料で利用できる給水スポットを設置すると発表しました。
宮島大典佐世保市長:
「佐世保市と市教育委員会、市水道局は、ウォータースタンド株式会社とプラスチックごみ削減の推進に関する協定を締結する運びとなりました」
無料の給水スポットは、メンテナンスが困難な離島を除く佐世保市内の市立小中学校66校に1台ずつと、市役所などの公共施設に50台、合わせて116台を設置します。全国でウォーターサーバーのレンタル事業を手がける「ウォータースタンド(埼玉)」が、年間約300万円のレンタル費を負担し、利用者はマイボトルを持参することで、無料で利用できます。「ウォータースタンド」は、全国88の自治体と連携協定を結んでいて、県内の自治体では佐世保市が初めてです。
佐世保市は2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を宣言していて、「マイボトル運動」を推進することでペットボトルなどプラスチックごみの削減を目指します。
宮島佐世保市長:
「市水道局では給水スポットを利用する取り組みのことを『水の地産地消』と表現しており、市民の皆さまに地元の安全でおいしい水を飲んでいただくことが環境保全活動にもつながるものだと考えています」
市内のショッピングセンターなど民間施設も含め、3年間で200台の設置を目指すとしています。