西九州新幹線の未着工区間について長崎・佐賀両県とJR九州の三者で話し合う1回目の協議が開かれました。
協議は佐賀県の山口知事が西九州新幹線のうち、整備方式が決まっていない新鳥栖ー武雄温泉間について地元での新たな合意形成に向け、呼び掛けたものです。大石知事とJR九州の古宮社長が応じ、初回の会合は当初の1時間の予定を大幅に超える約2時間、非公開で実施されました。会合後、両県の知事は三者で協議した意義はあるものの、議論は平行線だったと話しました。
大石賢吾長崎県知事:
「まずはフル規格で全線開通、アセスルート(佐賀駅ルート)でしっかりつながるということを長崎県の考えとして申し述べさせてもらいました。長崎県、佐賀県、JR九州だけでは解を見出すことは困難だ、難しいと思いますので四者、国を交えての協議を行わせていただきたいということを述べさせていただきました」
山口祥義・佐賀県知事:
「新しい組み立てというものは難しいなということは三者ともにこれだけ話しても難しい課題だと分かったと私は思いました。なかなか答えを作るのが困難な作業であるけれども世の中変わっていくしいろんな環境変わっていくので意見交換する土壌を持っていれば何か動くきっかけが可能性あるので」
議論は費用やルートの話にも及びましたが、合意には至りませんでした。三者は今後も話し合いを続けていくとしています。