連合長崎は、春闘の賃上げに関する1回目の集計結果を公表しました。バブル期以降、最高水準となっています。
現在要求を出した138の組合のうち71の組合が(51%)妥結しています。
平均賃上げ額は30年ぶりに1万円台に達した去年の、同じ時期を4625円上回る1万3801円。平均賃上げ率(定期昇給込み)は、1.79ポイント上回る4.91%となっています。1990年の連合長崎の結成以降、最も高く、ここ数年の賃上げの流れが続いています。
地場組合では、造船など製造部門を中心に大幅な賃上げが実施されています。
妥結した71の組合のうち満額もしくは要求を超えて賃上げを獲得した組合は5割を超え、ベースアップ以外にも人材確保の観点から初任給の引き上げなどの改善がみられました。
「2024年問題」を抱える「交通・運輸」部門でも、全体的にベースアップが実施され、人員確保に向けた改善が見られるとしています。