長崎県が新年度、諫早湾干拓の潮受け堤防内側の調整池に国内最大規模の水上太陽光発電施設の設置に向けた検討を始めることがわかりました。
世界的なカーボンニュートラルの流れの中、再生可能エネルギーの導入を通して地域の活性化につなげることが狙いです。調整池の広さは約2600ヘクタールで、導入すれば、現在、国内最大規模の、湖の面積が60ヘクタールの千葉県の山倉ダムを上回り、国内最大規模の水上太陽光発電となる見込みです。
生み出した電力は、農林水産業などでの利用が想定され、その電力で生産した農産物や水産物をPRし、付加価値を創出したいとしています。発電の規模や具体的な設置範囲などは今後、検討します。
県は新年度、諫早市や雲仙市、地元関係者や有識者らが参加する協議会を設立し、地域住民に丁寧に説明を行いながら事業の可能性を検討します。27日から始まる県議会一般質問で大石知事が正式表明します。