県立総合運動公園周回コースで行われた県高校新人駅伝。5区間16kmで争う女子には15校が出場しました。(1区から順に、4km.2km.5km.2km.3km)
注目は4連覇を目指す諫早です。スタート直後から先頭に立った諫早2年の糸瀬。去年に続き2年連続1区を任された糸瀬が、安定した走りで区間賞を獲得しました。先頭で2区増丸にたすきを渡します。増丸も流れに乗って区間賞を獲得し、最長区間5kmの3区へ。諫早を追い掛けるのが、2位長崎商業3区の船木。去年の県高総体1500mを制した実力者です。
しかし諫早の新キャプテン森田は、落ち着いた走りでリードを広げ区間賞。去年12月の都大路で8位入賞を目標としながら、22位と悔しい思いをした諫早。新チームになって、「変わらないといけない」と、チーム全体で危機感を持って練習に取り組んできました。その結果、5人全員が区間賞を獲得する完全優勝で新人駅伝を制しました。
【諫早2年1区糸瀬陽菜選手】「ぎりぎりまで不安なところがあったけど、全員で一つになって頑張ることが出来て良かった。」
【諫早2年3区森田そよ香主将】「去年悔しい思いをした分、3年生の悔しさとかも私たちが背負っているので、今年は必ず都大路8位入賞するために(春からの)トラックシーズンでも一人ひとりが結果を残していきたい。」
沿道には卒業を控えた3年生の姿も…。
【諫早元キャプテン岩本彩乃さん】「(後輩たちには)私たちみたいに最後の都大路を 走れないという思いは辛いので経験してほしくないので、最後の都大路で力が発揮できるように今の期間から準備をして続けていってほしい。」
一方、24校が出場し6区間29kmで争う男子も、都大路で悔しさを味わったチームが躍動しました。都大路でも1区を走った鎮西学院2年の牟田凜太がスタート直後から早速、飛び出します。最初の400mを64秒(2分40秒/1km)というかなりのハイペースで通過します。
【鎮西学院2年1区牟田凜太選手】「都道府県対抗男子駅伝で川原さん(五島南3年)が自分から積極的にガンガンいってたのが自分の頭に印象強く残っていたので、それがスピードに表れたと思う」
後半のペースダウンが心配されましたが、従来の記録を1秒更新する区間新記録で、2区にトップでつなぎます。
去年の都大路では、23位と苦しんだ鎮西学院。先輩たちが果たせなかった都大路8位入賞・県高校記録の更新に向け、新チームのキャプテンを任されたのが、1区・牟田凜太の双子の兄・颯太です。去年の夏ごろからけがや不調に悩まされていましたが、最長区間の3区(8㎞)で復調をアピールする区間賞を獲得。チームは、2位に4分以上の差をつける圧巻の強さで、2連覇を果たしました。
【鎮西学院2年3区牟田颯太主将】「キャプテンという役を任せてもらってそこから責任感が伴うの、自分がちゃんとしないとなということを思い知った。」
【鎮西学院2年牟田凜太選手】「新チームでこれからこの新人駅伝優勝を踏み台にしてしっかり都大路(12月)本番で全国入賞できるよう、これからも日々頑張っていきたい。」