長崎市出身の26歳のマラソンランナーが今年夏のパリオリンピックを目指しています。去年は東京マラソンで日本人トップとなり、日の丸を背負って世界の舞台も経験。今年に懸ける意気込みとは…。
●2023年を振り返って
実業団に進み、地元・長崎に戻ってきて4年目の去年1年を漢字1文字で振り返ってもらいました。
「『忙』しい1年でした。リラックスできたところが少ない『忙』しない1年だった。」
去年3月の東京マラソンでは日本人トップ・日本歴代3位となる、2時間5分51秒をマークしました。「自己ベスト出せば良いかなと思って楽しく走ったら出ちゃったので驚き。出ちゃった記録」
●新年の抱負
山下選手の今年の目標は?
「五輪。もちろん出場、出場してそこで戦うというので出場ではなく、五輪と書きました。」
去年10月に開かれたパリオリンピックの代表選考レースMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)では、代表内定の2位以内に入ることができず、残る1枠を目指して、ファイナルチャレンジに臨みます。(指定の5大会で設定記録:2時間5分50秒を突破した記録最上位1人が内定)
●次、頑張るしかない
元日のニューイヤー駅伝でチームは4年連続入賞を果たしたものの、個人では区間24位と苦しいスタートとなった2024年。世界の大舞台で『イチタカスマイル』が輝く日を願って。
「ニューイヤー駅伝前に小学生からの質問で聞かれたこと『思うような結果が出なかった試合の時はどうしたらいいですか?』と。その時に自分が答えたのが『次頑張るしかないです』と言ったので、言ったからには自分も次頑張るしかないかなと思って。次を向くしかないと思ってやってます」