長崎市中央卸売市場の卸売会社が長崎特産の「ビワ」とその産地の復興を支援しようと寄付金を贈りました。
県庁を訪れたのは「長崎でじま青果」の加藤誠治社長ら3人です。大石知事に寄付金300万円の目録を手渡しました。
長崎でじま青果・加藤誠治社長:
「ビワ産地の早い復興を期待しています。役立ててください」
去年1月の大寒波で露地ビワの一大産地である長崎市茂木地区を中心に県内で約5億3000万円の被害が出ました。
この影響で、「長崎でじま青果」では例年の56%、約200tの入荷量となり、売り上げが大きく落ち込みました。
長崎でじま青果・加藤誠治社長:
「再生産につながるように元気になっていただきたい。今シーズンは順調に生育しているということで一安心している」
県はビワ産地の復興を支援するため、「クラウドファンディング型ふるさと納税」を去年12月29日までの4カ月間実施し、今回の寄付金と合わせると目標(1300万円)を上回る1567万円になったということです。寄せられた寄付金はビワ産地や栽培施設の整備の補助金として役立てられます。