世界最高峰の音楽賞「グラミー賞」を3回受賞した佐世保市出身のドラマー・小川慶太さん(40)に市民栄誉賞が贈られました。
小川慶太さん40歳。アルカスSASEBOで開かれた音楽イベント「させぼJAZZ」に出演し、凱旋ライブを行いました。
小川さんは山澄中2年の頃、テレビで見たジャズの世界に魅了され、ドラムの練習を始めました。佐世保北高校を卒業後は、兵庫県の甲陽音楽学院に進学。2005年にアメリカに渡り、世界の舞台で演奏を重ねました。現在はニューヨークを拠点に活動を続け、2017年と2021年、そして今年とアメリカの音楽集団「スナーキー・パピー」のメンバーとして、世界最高峰の音楽賞、「グラミー賞」を3度受賞する快挙を成し遂げました。
「させぼJAZZ」の中で開かれた市民栄誉賞の表彰式では観客約1300人が見守る中、宮島市長から小川さんに表彰状と記念品が贈られました。
小川慶太さん:「音楽をずっとやっていて、栄誉賞やグラミー賞、僕が賞を頂ける日が来るなんて夢にも思っていなかった」
表彰式の後、高校生のジャズオーケストラの演奏にサプライズ出演し、若い世代とのセッションを披露しました。
小川慶太さん:「僕も高校生の時に佐世保でずっと音楽をやっていて、素晴らしい先輩方に色んな音楽も教えてもらい、たくさん良い影響を受けた。今回僕がこういう立場で一緒に演奏することで、僕が高校生の時に受けていた刺激を同じように与えられていたらいいなと。賞をとることを音楽をする上で目標にはしていないが、今まで通り素晴らしい人たちと良い音楽を作っていけたら」
佐世保市民栄誉賞は地元出身の元プロ野球選手・城島健司さん(47)ら4人に贈られており、小川さんで5人目。スポーツ分野以外での受賞は初めてです。