21日(日)に広島で行われた第29回全国都道府県対抗男子駅伝(7区間・48km)。
●五島の高校生、県勢初の快挙
長崎の1区は去年、同じ区間でトップと8秒差の3位と健闘した五島南高校3年の川原琉人(18)。序盤から積極的に先頭に立ち、レースの主導権を握ります。去年11月には、5000mで高校生トップランナーの証である13分台、そして県高校新記録(13分52秒29)をマーク。祖父・高弘さんの指導で力をつけて臨んだ川原。
残り約1.5km付近からロングスパートをかけ、これまでの記録を8秒更新する区間新の走りで中継所へ。県勢初の1区区間賞で、長崎はトップ発進します。
●「本当に感謝の一言」
川原琉人選手「昨年度の大会では序盤自分が出て、そこからラスト1kmが持たなかったので、今回はこの1年間ラスト1kmに重点を置いて走ってきました。支えてくれた地域の人たちに恩返しが出来たというかたちで結構安心しています。」「(祖父・高弘さんへ)今まで小学校・中学校・高校と面倒をみていただいたので本当に感謝の一言です。」
2区・西諫早中3年の百田好希、3区三菱重工の林田洋翔と、首位争いを繰り広げますが、後半少しずつ順位を下げ、12位でフィニッシュ。それでも去年より3つ順位を上げる結果で、健闘を見せました。