辰年の今年、年明けとともに長崎市の諏訪神社では龍踊が奉納されました。
辰年の2024年を迎えた1日午前0時。大きな「龍」が諏訪神社の長坂を「昇り龍」のように駆け上りました。元日に「龍踊」を奉納したのは、300年以上の伝統を持つ龍踊発祥の町・籠町です。36年前の1988年から12年に一度、辰年の元日に奉納していて、今年で4回目。44人の龍衆は去年12月中旬から稽古を重ねてきました。
長さ20メートルの龍を操り、月に見立てた金色の玉を龍が追う「玉追い」やとぐろを巻いて息を潜め、月を探す「ずぐら」を披露しました。
長崎市内から:
「テンションが上がった。健康で、1年過ごせればなと」
愛媛から帰省(小2):
「なんか、金の玉とかがさ、こうやってクルクル~って回して、龍とかもこうやってクルクル~とか回ってたのが、そういうのがとてもすごかった」
愛媛から帰省(父親):
「今年1年何もけがもなかったので、今年も無事に過ごせればいいかなと」
籠町自治会・工藤是正会長:
「今年いっぱい、皆さんが健康に過ごせれば」
境内には、訪れた多くの参拝客の「ヨイヤー」の掛け声が響き渡りました。
2024年1月1日の午前6時半すぎ。長崎市稲佐山の山頂展望台には初日の出を拝もうと多くの人が集まりました。
日の出予想時刻の午前7時23分。日が昇る方角はあいにくの雲に覆われ、なかなかご来光を拝むことができません。固唾をのんで見守ること5分…。
下田朋枝アナウンサー:
「午前7時28分です。2024年、今年の初日の出が姿を現しました」
雲の切れ間からゆっくりと顔をのぞかせた初日の出。訪れた人は待ちに待ったご来光を思い思いに写真に収めていました。
大学生:
「すごくきれいだった。いい1年になりそう」
大阪から:
「本当に綺麗ですごく感動してきょうはまた夜景を見に来たい。(初日の出は)初めてで、すごいと思った」
市内から:
「こんなたくさん人がいると思っていなくてびっくりした」「コロナも明けたので飛躍の年にしたいなと伸び伸びと毎日幸せな生活をしたい」
新型コロナが5類に引き下げられ、初めて迎えるお正月、長崎市の諏訪神社は初詣客でにぎわいました。訪れた参拝客は静かに手を合わせ、この1年の健康や幸せを願っていました。
市内から孫と一緒に:
「今年1年健やかに過ごせますようにと。明るい1年にしたい。(お孫さんにとっては)更に成長できるような1年になれば」
社会人1年目:
「健康と恋愛、いい出会いがありますように」
福岡から:
「家族が健康で過ごせるようにお願いした」「出世、上に上にと頑張りたい」
市内から:
「コロナ禍で色々出掛けられなかったので、今年はお出掛けをしたりとか出来たら」
市内から:
「みんな元気でニコニコして過ごせれば」
諏訪神社によりますと今年は去年を上回る三が日の人出となっているそうです。