サッカーJ2のV・ファーレン長崎は、新たなヘッドコーチに元日本代表のサッカー選手で昨シーズンまで大分トリニータの監督を務めた下平隆宏氏(52)の就任を発表しました。
下平隆宏氏は青森県出身の52歳。選手時代はボランチとして日立製作所や柏レイソル、FC東京でプレーし、1997年には加茂周監督率いる日本代表に選出されました。
2004年に現役を引退した後は柏レイソルや横浜FCのスタッフや監督を務め、この2年は、昨シーズンJ2で9位だった大分トリニータの監督を務めました。
「このチームでJ2優勝、J1昇格を成し遂げたいと強く感じ、就任を決意した」としています。
一方、ファビオ・カリーレ監督(50)は、V・ファーレンと来シーズンの契約を更新したあと、母国ブラジルに帰国し、現地2部リーグの「サントスFC」の監督に就任する意向をクラブ側に示しています。
V・ファーレン長崎の髙田旭人代表取締役会長兼社長(43)は「一方的に契約を破棄したことによる違約金の支払いを求めるべきと考えている」「カリーレ監督の去就がはっきりするまで下平ヘッドコーチに暫定で指揮を執っていただく」としています。